戯曲梁祝 戊子盛夏梦羲題記




日本で初の、戯曲「梁祝」舞台公演に向けて


戯曲「梁祝」作者/古野浩昭の日誌

梁祝文化研究所
戯曲「梁祝」舞台公演実行委員会(鎌倉市日中友好協会、神奈川県日中友好協会会員)
「梁祝」日誌11

「梁祝」とバレエの‘コラボ'が正式に決まった。新進気鋭のクラッシックバレエダンサ−小林貫太さんと、大徳隆子さんの二人。小林さんは14歳から父、小林恭にバレエを学び、中国国立北京舞踊学院に留学。チャイコフスキー記念東京バレエ団に入団後、全国各地の舞台に招かれ、プーシキンの叙事詩「バフチサライの泉」の主役、タタール王ギレイ汗役( 2007 年)など個性の強い役柄で評判が高い。現在、小林恭バレエスクールを主宰している。

大徳さん(大ちゃん)は、3歳からバレエを始め、翌年、岸千恵子に師事。モスクワボリショイバレエ学校に留学し、ソフィア・ N. ゴロフキナからクラッシックバレエ、民族、歴史舞踊、演技などを学んだ。帰国後、日本バレエ協会、文化庁主催のバレエ公演、ミュージカル等に多数出演、艶やかながら清潔感あふれる踊りに定評がある。現在、岸千恵子バレエスタジオ所属。

小林さんは、中国留学経験で以前から「梁祝」に特別の親近感を抱くダンサー。大ちゃんは、昨年、講師を務める「李波バレエアカデミー」の発表会で初めてバレエ舞踊「 Lovers 」(梁祝)に出会い、以来、「梁祝」の虜になったという。

バレエは、戯曲「梁祝」の最終幕、最終場面(第七幕二場二景)。梁山伯の墓に‘飛び込み'自らの命を断った祝英台が黄泉の国で恋人山伯と再会、蝶に変身した二人が、天上で「愛の歓び」を舞うシーン。当初予定していた2分の舞台を全幕の構成上、1分半にした場面だが、小沢征爾が激賞したバイオリン協奏曲「梁祝」の調べに乗り、ドラマ「梁祝」の華麗なフィナーレとなることを期待してやまない。

(続く)
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