戯曲梁祝 戊子盛夏梦羲題記




日本で初の、戯曲「梁祝」舞台公演に向けて


戯曲「梁祝」作者/古野浩昭の日誌

梁祝文化研究所
戯曲「梁祝」舞台公演実行委員会(鎌倉市日中友好協会、神奈川県日中友好協会会員)
「梁祝」日誌12

6月13日。「梁祝」劇二幕二場(杭州の塾)で登場するヴァイオリン奏者、守田千惠子さんから「梁祝」チラシに掲載するプロフィールと写真が送られてきた。守田さんは、小田原の友人の紹介で、特別出演に快く引き受けていただいた‘スズキ・メソ−ド'の教授。昨年、中国・瀋陽で開かれたスズキ・メソッドの日中ヴァイオリン交流会のリーダーとして活躍。ことし秋には、上海でも百人以上の‘生徒さん'を引率して公演活動に従事する予定だ。

守田さんのプロフィールは以下の通り。
守田千惠子
5 才より、スズキ・メソード小田原支部でヴァイオリンを始める。大塚雪子氏に師事。
東京芸術大学音楽学部器楽科に入学、井上武雄氏、海野義雄氏に師事。卒業後は、ソロ、室内楽などで幅広く活躍中。現在、スズキ・メソードヴァイオリン科指導者として後進の指導にあたっている。

守田さんが演奏するのは、ヴァイオリン協奏曲の主旋律の部分。小澤征爾が絶賛した旋律で、その調べがどういう音色で、どれほど美しいか(2007年、東京で開かれた世界フィギュアスケート大会のエキジビションで、中国選手がペアでこの曲に乗って氷の上を華麗に舞ったのは記憶に新しい)。幕間のワンカットとはいえ、観客の耳にいつまでも残る音色となるに違いない。守田さんのご協力に感謝したい。

追記
ヴァイオリン協奏曲「梁祝」は、1958年、上海音楽院の当時学生だった何占蒙、陳鋼の二人が共同で作曲。以来、「梁祝」映画/演劇には切っても切り離されない音楽となり、さまざまな形で‘老百姓'中国人に浸透、深く愛されてきた。半世紀を経た今日、世界に知られる中国クラッシック音楽、名曲のひとつに数えられている。

(続く)
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